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上州 谷川岳(1,977m) 日帰り

2016/11/05(土) 谷川岳(たにがわだけ, 1977m)

天候:快晴(雲量ゼロ)

メンバー:p855(単独)

 

11/5に、群馬が誇る、日本百名山が1つ、谷川岳に登ってきました。

谷川岳には、過去に2回登っていて、今回3回目の登山となります。

雲一つない、真っ青な空の下、肩の小屋近くにある標識を捉える。

標識を越えれば、トマの耳、オキの耳まであと少し。

谷川岳の頂は、耳二つで、一つの山頂。その頂まで犀の角のようにただ独り歩む。

肩の小屋から続く、谷川連峰縦走路。

万太郎山~仙ノ倉岳~平標山へと続く道。遠くには浅間山も薄ら姿を現す。

黄金の秋を終えた山々は、やがて月の繭に包まれるかのように、白くその表情を変えていく。

これ以上何が言えるのか!? と言わんばかりの快晴に恵まれて、

遠く遠くの山々にも足を運びたい想いが高まります。

はい。今回は、谷川岳 初冠雪期登山です。

谷川岳と言えば、中央分水嶺に位置し、中々天候が安定しないことや、

世界の8000m峰 14座が裸足で逃げ出すレベルの死者を出している、「魔の山」として語られることが有名ですね。

しかしながら、それは一ノ倉沢幽ノ沢といった上級者クライミングルートでの話で、

普通に登るのなら、天神平からロープウェイを使ったり、巌剛新道や西黒尾根から急登を越えて、稜線歩きを楽しんだり、果ては馬蹄形縦走谷川連峰主脈縦走というように、

バリエーションに富んだ登山ができる、そんな魅力を持った山なのではないかと考えています。

そんな谷川岳、自分もその魅力に魅せられ、過去に2回登っていて、今回は3回目。

1回目は、2015年7月、会社の先輩に誘われて、

天神平ロープウェイを使った、ピストンで登りました。

初めて、森林限界を体験し、山頂からの眺めに感動したものです。

で、その写真をSNSにアップしたら、ta1y部長から今度一緒に登山しようとお誘いが。

そして、練乳登山部初活動である、塔ノ岳登山へ繋がっていきます。

個人的に、練乳登山部発足のキッカケとなった山ではないかと思っています。

2回目は、今年の7月に単独で。金曜の夜に車を走らせ、土合駅で車中泊。

朝の5時に巌剛新道から登って、山頂では雲海に浸りながら、遠くの山々を眺めていました。

もっともっと凄い景色を見てみたいし、どれがどの山なのか判るようになりたい...

登山のモチベーションを一段と上げるキッカケとなりました。

まだまだ、全然日は浅いですが、自分の登山キャリアにおいて、

重要なターニングポイントとなる山となっています。

というわけで、3回目は、西黒尾根から登りました。

谷川岳は、数日前に初冠雪を記録し、山肌は、雪化粧を始めています。

登山道も雪に覆われ始め、初冠雪期登山となりました。

ということで、どんな感じだったのか、振り返ってみましょう。

また、調子に乗って、写真を撮ったので、長くなりますが、付き合って頂ければ、コレ幸い。

あ、先に結論を申し上げておきますと、

山頂における展望は、極々控えめに表現しても神レベルの超展望でした。

■今回のまとめ

①雲一つない快晴に恵まれ、山頂から遠くは北アルプス、富士山まで全て見えた。

②日本三大急登と呼ばれる西黒尾根。看板に偽りなしな登りだった。

③アイゼンは、トマの耳からオキの耳へ行く時に100%必要。無いと滑って大変危険。

 ハイクアップ中のアイゼンは、(この日は)あまり必要なかった。

④稜線に上がれば風が強く寒い、けど、動くと体は熱くなるので、結構重ね着が難しい。

⑤正直、8:00頃から登り始めるのは遅いと反省。

 15:00頃天神平に着いたら、薄暗くなっていた。

■ルート&スケジュール

ルート(青線:登り、赤線:下り)

スケジュール

07:45 白毛門登山口駐車場

08:08 西黒尾根登山口

08:59 標識

10:24 巌剛新道分岐

12:07 トマの耳

12:27 オキの耳

13:03 肩の小屋(昼休憩)

13:30 下山開始

14:21 熊穴沢避難小屋

15:00 天神平ロープウェイ

5:30に起床。朝ご飯食べて、着替えて、準備の最終確認して、6:30に高崎の自宅を出発。

前橋IC→水上ICまで高速を使って、7:40に「白毛門登山口駐車場」に到着。

この時間だと、天神平ロープウェイの駐車場も空いているのですが、

駐車料金の節約と、準備運動のウォーキングの距離を稼ぐために、少し離れた所に停めました。

車を降りると結構寒かったです。ちなみにこの日の、この時間の気温は0℃。

登山靴に履き替えて、入念にストレッチをしました。

本日の足元は、昨日の武甲山で履きならした、AKU ヤツミネGTX。

少しの雪+谷川岳のゴツゴツ岩の登山道で、その実力を試そうと思います。

雪が解けたりして、道がぬかるんでいる可能性があると考えて、登り始めからゲイターを着けておきました。

まぁ、ぬかるんでるどころか、一部川みたいになってましたけどね。登山道。

谷川岳の麓、天神平ロープウェイのある、谷川岳ベースプラザ。

麓も紅葉が終わりに差し掛かっているような感じでした。

そしてなんていっても、空はこれ以上何が言えるのか!!?って位の快晴でした。雲量ゼロ。

水上が晴れていても、山頂がガスっていることなんて良くあるみたいなので、

この日は雲一つない山頂に立てると、期待レベルは上がります。

ベースプラザを越えて道なりに歩くと、谷川岳登山指導センターに差し掛かります。

ここで登山届を出します。

今回は、西黒尾根→山頂→天神尾根→天神平ロープウェイで下山。

上記のルートを書いて、ポストに提出しました。

※登山届には下山届も付属しています。切り取って、下山時に下山届を提出する仕組みです。

ロープウェイで降りてきても、下山届は、ここに提出しないといけないので注意ですね。

登山指導センターを出て、しばらく進んで、

8:08に西黒尾根登山口に到着。ここが日本三大急登と呼ばれる所か。

標高差にして、1300m程。本日のSummit Pushスタートです。

足を踏み入れてすぐ、なるほど確かに、と納得する登りから始まります 。

息が上がらないように、ゆっくり登ります。

地図には示されていませんでしたが、登ってすぐに水場がありました。

触ると、雪解け水なのか、キンキンに冷えていました。今回水は持ってきているので、

補給せずそのままスルーしました。

急登はずっと続きます。標高を一気に上げていくSTYLE。

登っていくと右手側に...

手前右側に白毛門が見えてきました。そしてその奥に朝日岳。

ちょっと、開けて、景色が見えて、テンションが上がります。

依然として登りは緩くならず、ひたすら急な道を進みます。 余裕で赤城よりキツイぜ。これ。

まぁ、この後、もっと凄いのが来るのですが。

稜線に出るまでは、所々、なんとか紅葉が綺麗、って感じでした。

それでも、今年の紅葉は、長雨続きでイマイチだったみたいですね...

紅葉は、来年楽しもう。そうしよう。

8:59、谷川岳山頂まで3時間、の標識。ほぼコースタイム通りに来れました。

少し休憩。シャリバテにならないように、羊羹やウイダーインゼリー飲んで、エネルギー補給します。

あ、コースタイム通りに来ていますが、ここまでで3人程に道を譲りました。

みなさん、グイグイ登って、あっという間に見えなくなりました。すげぇ健脚。

そして、木々の合間から、谷川岳が姿を現します。めっちゃ雪なんですけど!

山頂は、すでに積もっているようですね。アイゼン持ってきて正解だぜ。

そして、左手側には、天神平が見えました。うーん、あっちも雪、って感じですね。

どんどん近くなる山頂。西黒尾根から見る谷川岳は、荒々しい表情です。

登山しない人に、「ここ、イモトがイッテQで登ったアイガーだよ。」って言っても信じそうな位には雪山然としていました。

段々と登山道にも、雪が出てきました。

まだアイゼンを着ける程ではなかったので、そのまま進みます。

そうこうしていると、視界が開けてきます。

上の写真、中央左が至仏山。右側のギザギザしたのが、武尊山。

そして視界が開けてから、登りが本気を出してきます。

今までの登りが序の口と言わんばかりに、切り立った崖みたいな所を登っていきます。

大分標高を上げて来たので、ここから、眺めは非常に素晴らしくなってきます。

中央には、9月に登った、巻機山が見え始めます。あっちもすっかり雪だ。

右端の朝日岳から山々が連なって、巻機山まで続いているのがよく判ります。

眺めがよくなるのと同時に、登りは、嘘だろ..という感じにキツくなります。

↑上のような鎖場を越えていきます。

下を向くとこんな感じです。中々の高度感でした。

前を向くと、粉砂糖が降りかかった様な山頂が見えてきます。

雲一つない青空に際立って、その荒々しい山容は、己を誇示するかのように聳え立っています。なんてカッコいいんだ...

姿現す様はスリリング。3度目の頂に立つために STILLING, STILL Dreaming.

少しずつ、でかくなる山頂。未来は俺らの手の中。

天神山の後ろに赤城山が見えました。

登りは手を休めることなく、鎖場が続きます。

岩に靴を引っ掛けるのがヘタクソで、かなり苦戦しました。

振り向くと、↑こんな感じです。結構登ってきました。

そして、前を向くと、また鎖場が立ちはだかります。

急峻な岩場を越えて、「ラクダの背」着きました。

ココを越えると、巌剛新道との分岐まであと少し。

風が強く、寒いですが、快晴のため、道に積もった雪は溶けてみぞれ状になっていました。

10:24 巌剛新道との分岐に到着。

ここから山頂まで1時間半程。鎖場の登りで、大分体力が擦り減っていますが...

まだまだ、谷川岳の登りは、ここからが本番のような様を見せつけています。

そうなんですよね。ココから、ちょっとした、「あ、滑落したら、死ぬな、コレ。」って感じの登りになっていきます。これまでもそんな感じでしたが

先行している登山者が小さく見えます。ここまでで、6人程に道を譲りました。

「僕は写真撮っているんでね。いいですよ。お先に。」という感じに、余裕のあるフリをしながら、足を止めて、呼吸を整えます。

振り返ると、自分が歩いてきた稜線が。やっぱり稜線歩き、大好きです!!!

日差しで雪が溶け出して、岩を伝って流れています。川みたい。

そうそう、雪が付いたり、濡れた岩場を登るため、

手袋は、防水仕様の手袋が良いのではないかと思います。

稜線に出てから、風が強くて寒いので、保温のためにNikeのエアロロフトベストを着ています。

ランニングウエアなので、暖かいけど通気性が良く快適です。

リフレクター完備のナマイキなマイナイキです。

蒸れて汗が冷えないように、かつある程度の保温ができる、という考えで組み合わせてみました。ドライレイヤーは本当に偉大。汗をかいても冷えを感じません。

岩と雪と空しかない空間をひたすらに登ります。

岩場を通る箇所には、黄色のペンキでマーキングしてあります。

所々、雪で隠れているので、マークを指さし呼称しながら進みます(工場勤めのクセ)。

時折振り向いては、景色を眺めて元気を取り戻します。

しつこですが、巻機山がくっきり。綺麗だったなぁ、巻機山。紅葉真っ盛りに行きたいです。

標高を上げたので、↑上の写真右端にある、至仏山の奥側に燧ケ岳が見えてきました。

越後~尾瀬方面が全部見えるぜ。

そして中央左寄り奥、雪がかった山は...

(日帰り)最難関の百名山として知られる、平ヶ岳(a.k.a.塗桶山)!!!

久弥パイセンが言うように、苗場山より大分平たいですね。

コチラもいつか登りたい山の一つです。

※ちなみに地図的には、平ヶ岳から至仏山まで縦走できるらしい(鬼難関ルート)です...

岩で形成された稜線。キツいけど、ココの雰囲気は好きです。

アウトドアブランドのカタログに、出てきそうな所が気に入っています。

切り立った、渓谷(マチガ沢)側に...

滝が見えました。

歩いてきた稜線もどんどん、雪化粧したものに変わっていきます。

写真奥左側から燧ケ岳、至仏山。

中央ちょっと左のギザギザが武尊山。その左奥に、日光白根山

で、右側奥にちょんと出ているのが、皇海山、だったと思います。

日の当たらない斜面は、雪が溶けずに多めに残っていました。

山頂付近の、氷河の跡近くを右側に少しトラバースするのですが...

その先、数十センチ先は、切り立った渓谷が口を大きく開けていました。

雪+岩のダブルパンチで、落ちたら、凄い痛みをもって死ぬ雰囲気ですね。ヤバい。

アイゼン出すほどではないですが、手を雪に突き刺して、靴を雪に蹴り込んで、体を固定しながら登ります。

左側に万太郎山~仙ノ倉山方面が見えてきました。もう少し!!!

榛名山方面。写真だと全くですが、中央奥に富士山も微かに見えました。

これ以上何が言えるのか、と言うくらいの絶景を背に、

これ以上何が言えるのか、と言うさらなる展望を求めて、ラストスパート!!!

左側に肩の小屋の標識が見えてきました。もう少し、もう少し...

てか、トマの耳に人多いですね。

天神尾根から登ったり、下ったりしていく人たちが見えました。

雲一つない、真っ青な空の下、肩の小屋近くにある標識を越えてゴールは目前。

後は、約束された勝利へのウイニングロードをひた走るのみ...ッ...!!!

12:07 トマの耳に到着!!! 近くで休憩していたご夫婦に撮って頂きました。ありがとうございます。

オキの耳に行く前に、休憩も兼ねて、しばし、撮影タイムに入ります。

草木に出来かけている、エビのしっぽ。

岩にも成長中のしっぽ。これが2~3月頃にスノーモンスターみたくなるんですね~。

谷川岳から脈々と続く、谷川連峰縦走路。まだ踏みもみずな山々が広がっています。

黄金の秋を終えた山々は、やがて月の繭に包まれるかのように、少しずつ白くその表情を変えていく。

これ以上何が言えるのか!? と言わんばかりの快晴に恵まれて、

遠く遠くの山々にも足を運びたい想いが高まります。

↑上写真右側の、高校物理の演習問題に出てきそうな斜面を持つ山は、苗場山。

ここら辺の山域における山座同定は、

まず苗場山見つけて、それを基準にすればいいんじゃないかな~と考えています。

そして、その奥に...

中央遥か奥に、北アルプスの山々が!!! すげぇ。なんでも見える。

これが谷川岳の本気か。

ちなみに、白馬岳、唐松岳、五竜岳方面ですかね?

※偉そうに山座同定とかほざいてますが、ある程度目星付けた後、おうちに帰って、地図やGoogle MAPを駆使して答え合わせしています。

そうそう、苗場山右奥には、ほんのちょびっと、火打山、妙高山も見えました。

写真も撮って、休憩したので、アイゼンを装着し、オキの耳を目指します。

トマの耳~オキの耳間は、道が凍結していて、さらに急な下りを通らなくてはいけないので、非常に危険でした。アイゼン持って来てて大正解でした。

しかし、オキの耳へ向かう登山者の中には、アイゼン無しで進む人もいて....

転びそうになりながら、尻もちつきながら進むというアグレッシブ(唖然)な姿勢。命が惜しくないと見える。

そんな人もいて、登山道はちょっと渋滞していました。

渋滞で少し遅れましたが、12:27 オキの耳に到着!!!

3度目の両耳登頂。

杖を使って、全身でその喜びを表現するP855。達成感もひとしおでした。

そして、オキの耳でも、写真撮影(休憩)開始!

越後~尾瀬~奥利根方面の名立たる山々、苗場方面は、前述の山以外にも、浅間山、四阿山、遥か遠くに北岳、富士山も捉えることが出来ました。

豪華絢爛、名峰フルコースである。

しつこいですけど、それ程感動的な眺めだったということで一つ!

↓↓↓

中央に、巻機山。その右奥に...

越後駒ケ岳(左)と、中ノ岳(右)。

中央奥が、平ヶ岳。

右側に二つ連なるは、尾瀬を統べる二枚看板、燧ケ岳と至仏山。

平ヶ岳と燧ケ岳の間奥には...

平たい頂上は、会津駒ケ岳。

方向的には、八海山もあると思うんですけど、どれか判りませんでした。

↑上写真右側に聳え立つのは、武尊山。

中央奥、ちょこんと頂が白くなっているのは、日光白根山。

登った山を、別の山から眺めるのは、非常に気持ちが良いです。

榛名山方向、遥か奥に富士山が...........!!!

......肉眼で見えたのですが、自分のカメラじゃうまく撮れませんでした。

山頂には、大砲みたいな望遠レンズを付けて撮影されている方もいました。

良く撮れるんだろうなぁ。

写真もたくさん撮って、満足したので、下山体勢に入ります。

と、その前にお昼休憩ということで、肩の小屋を目指し、下山します。

肩の小屋を目指して進む途中でも、いちいち最高な景色が目に飛び込んできます。

肩の小屋へ行く途中、いぬに遭遇。

団体で登っている方の中に飼い主がいるようで、飼い主さんが口笛を吹くと俊敏な動きを見せてくれました。

犬さんも、ここまで登ってきたのか...

結構急なんですけどね。オーソドックスな天神尾根でも。 凄いな~。

ということで、13:03 肩の小屋に到着。最近、犬さんを連れての登山が流行っているのか!!!?

ともかく、ベンチに座ってお昼御飯です。

沸かしたお湯を入れて、混ぜて、待つこと1分...

はい、カレーメシでーす!!!

今回も、エクスト(省略)。

日は出ていて暖かいですが、吹く風は少し強めで寒かったので、

コーヒー、しょうが湯も飲んで体を温めておきました。

お昼も食べて、体も温めたので、13:30 下山開始。

下山は、天神平ロープウェイを目指します。

谷川岳は、下山にローブウェイ使えるので、本当に気持ちが楽。あると無いとでは大違い。

個人的には、こういった文明の利器は、積極的に使っていくSTYLE肯定派です。

最高の景色をありがとう、谷川岳。また来るね、谷川岳。

月の繭のように、白く雪で覆われる季節に、また登るの目標で!!!

天神尾根の登山道に積もった雪は、この日の強い日差しで溶け、流れ出し、川のようになっていました。

おまけに、谷川岳の岩は、濡れると滑り性が増し、登山者を転ばせることに定評のある、蛇紋岩で形成されているそうです。

この時間帯からも、普通の運動靴(メッシュで通気性が良さそうなヤツ!!!)で登って来る人が結構いました。正直、初見殺しだと思います。谷川岳。

ロープウェイがあるといえど、ある程度はキツいです。登りが。

ハジメテが谷川岳だったら、登山が嫌いになる可能性が高い気がする。

もはや、登山道か川か分からなくなった道を下って、ザンゲ岩、天狗の留まり場を通過。

天神尾根からみる山頂方向は、西黒尾根側とは打って変わり、穏やかな雰囲気ですね。

熊穴沢避難小屋を越えれば、あと少し!

時刻は14時過ぎ。ヤバい、だんだん暗くなってきた

ここからは、日陰の木道を歩きます。当然、雪が溶けてまた固まって、絶好のスリップポイントになっていました。

急ごうにも急げない...

日が陰っていく山頂。右側には、西黒尾根。

焦りつつも、ゆっくりと、急ぎながら、 15:00ジャストに天神平ロープウェイに到着!!!

無事に帰って来れたことに感謝!

日も陰って、施設全体が陰に覆われていました。大分暗い。

もっと早く出発&登山開始しなかったことを反省。やっぱり、朝5時出発ぐらいが良いですね。

天神平は、登山をしない、観光客の方々が多くいました。

ロープウェイに乗る前に、ぬかるんだ道を歩いて泥んこの靴を洗おうとしたら、水場に並び。

早く乗りたかったけど、ちょと我慢して、並んで、しっかり泥を落とします。

泥を落としたら、ロープウェイに乗り込みます。片道、1230円ナリ。

西黒尾根の登りで体力を削り取られた身にとっては、

ノアの箱舟のように見えてくるから不思議。

10分少々で、谷川岳ベースプラザに到着。

到着後、神速でコーラを購入、一気に祝杯モードへ駆け上がります

ベースプラザを出て、再度、登山指導センターへ。

下山届をしっかり提出して、これをもって無事下山完了となりました。Merci beaucoup.

駐車場へ戻る途中、土合橋からの滝。シャッタースピード長くして、いい感じに撮れました。

駐車場に着いて、ザック降ろして、ゲイター外して、靴脱いで、中敷き外したら、

あとは温泉でしょ!!! ということで、一途、温泉へ向かいます。

向かった先は、「鈴森の湯」。大人一人、2時間利用で650円ナリ。(露天風呂があるので)安い。

※2016.12.01から、750円に改定するようです。

施設は、とてもきれいで、少し熱めのお湯は、疲れた体の血行を良くするのに丁度いい湯加減でした。

※あまりにもリラックスしすぎて、

 コーヒー牛乳を飲むという儀式を忘れる位には、血行が良くなりました。

お風呂上り後、お腹が空いたので、ここで晩御飯を食べることに。

疲労回復! ということで、上州麦豚丼をセレクト。900円ナリ。

丼モノとは思えない、分厚いお肉と適度なお米の量で大満足&とてもおいしかったです。

温泉を出た後は、高速使って、高崎の自宅へ。

途中、赤城高原で渋滞になりかけの区間がありましたが、比較的スムーズに走れて、

19:00ちょっと過ぎには帰ることが出来ました。

以上、谷川岳 初冠雪登山でした。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

これ以上ない、最高の快晴に恵まれて、

北を向けば、巻機山、越後駒ケ岳、中ノ岳。

東を向けば、平ヶ岳、会津駒ケ岳、燧ケ岳、至仏山、日光白根山、男体山、武尊山、皇海山。

南を向けば、赤城山、遥か遠方に富士山、北岳、浅間山。

西を向けば、四阿山、草津白根、五竜岳、白馬岳、苗場山、ちょこんと妙高山と火打山が見えるという、

極控えめに表現しても、神レベルの超展望を拝めることができ、本当に良かったです。

雲一つない眺めは感動の一言に尽きます。

登山の装備に関しては、防寒着やアイゼンの準備をしたり、

重ね着も熱すぎず寒すぎず、結構快適にできたのではないかと思います。

但し、今回の反省ポイントは、登り始めるのが遅かった。これですね。

冬になって日照時間が短くなる=明るい内に行動できる時間が短くなるので、

もっと早起きしておけばよかったなと思いました。

後は、岩場を越えるとき、ビビッて足がすくんだり、靴を岩に引っ掛けるのが上手くいかなくて、

手こずってしまうときもありました。

ということで、良かったけど、反省の残る登山だったと思います。

次、登るときは、「これ以上何が言えるんだ」って位には上達できればなと。

そして、日々登れることに、これ以上何が言えるのか、という最大の感謝を!!!

というわけで、この一曲で〆!!!

What more can I say!!!!!!!?

それでは、次の山で。

また明日ヤッホーSTYLE.

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