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火打山(2,462m) テント泊

2016/09/30(金)~10/01 火打山(ひうちやま, 2462m)

天候

09/30(金) : 晴れ

10/01(土) : 雨

メンバー : p855(単独)

 

9/30~10/01にかけて、妙高高原は百名山が一つ、火打山へ登ってきました。

燧ケ岳に続き、二度目のテント泊となります。「ひうち」繋がり。

当初の予定では、初日に火打山、高谷池ヒュッテで一泊。

二日目に妙高山に登るという計画でしたが、

雨が降っていたため、妙高山には登らず、おとなしく下山しました。

登山の前に...

今回は、会社の有休を利用して、9/30(金)から登り始めました。

自分の会社では、「有休取得奨励制度」的な仕組みがありまして、

必ず月一で有休を取得しなければいけません。

という訳で、今回、9月度の有休を9/30に持ってきて、

9/30(金)~10/02(日)までの三連休とし、紅葉の景色に定評のある、

火打山~妙高山登山を計画した訳です。

但し、自分は休みでも、会社は稼働日。

もし、どうにもならない緊急事態が発生して、自分に連絡が来たとしても、

山の中では、電波が通じない...

なので、前日の9/29(木)までに各部署連携させて、緊急事態が起きないよう、

配慮させて、あとは自分のチームの人たちへの連絡です。

自分の職場のチーム編成は、上司の方+先輩+自分の三人。

山に行くということを、上司、先輩に報告。

帰ってきた答えは、「楽しんできて!」と、「何かあっても、ある程度は対応できるから大丈夫!」

とのこと。本当にありがとうございます。おいしいお土産買ってきます(きました。)。

そして思いっきり、楽しんできます。

いざ給へ、火打山拝みに!!!

はい。今回は、火打山 テント泊登山です。

最初に書いた通り、当初は、火打山~妙高山の予定でしたが、

二日目は、終始雨のため、登ったのは火打山のみとなります。

この火打山、「素晴らしい紅葉風景」を楽しめるということで、

この秋、是非とも行ってみたい山でした。そして、このために自分、テント買いました。

※高谷池ヒュッテは、すぐに予約で一杯になるようで、テントならフレキシブルに動ける。

そして気になる、紅葉ですが....

紅葉もさることながら、山頂では、天候に恵まれ、

日本海は佐渡島~苗場山等の上越国境の山々~高妻山...

そして、名峰連なる、北アルプスまでをも一望できる、

超贅沢な景色が広がっていました

ということで、どんな感じだったのか、振り返ってみましょう。

1泊2日の工程を、一度にアップするので、長くなりますが、

最後までお付き合い頂ければ、コレ幸い。

■今回のまとめ

①初日は、百点満点の晴れに恵まれ、紅葉と遠くに広がる山々を見れた。

②テント泊装備の場合、通常のコースタイム+4割増で計画を組んだ方が良い。

③テント場は、夜~明け方で0℃位まで冷え込むので、ダウンウェアは必要。

 対策してれば、問題なく熟睡できる。

④テント泊装備で、丹沢は塔ノ岳-大倉尾根のような急峻な登りを進むという

 貴重な?体験ができた。

⑤雨上がり後の登山道は、ぬかるむを通り越して、液状化。

 ゲイターを持って来なかったことを後悔した。

⑥高谷池ヒュッテ周辺と十二曲り周辺で、4G回線が入った(au, HTC製スマホ使用)。

■ルート&スケジュール

ルート

1日目:笹ヶ峰→十二曲り→富士見平→高谷池ヒュッテ→火打山山頂→高谷池ヒュッテ

2日目:高谷池ヒュッテ→富士見平→十二曲り→笹ヶ峰

スケジュール※目安

1日目                    2日目

07:00 笹ヶ峰-火打山登山口         03:20 起床(朝食、工程再検討)

08:05 黒沢橋(水場有)             06:30 撤収&下山開始

09:10 十二曲り突破             07:26 富士見平

10:25 富士見平              09:05 黒沢橋

11:30 高谷池ヒュッテ(テント設営、昼休憩)    10:03 笹ヶ峰-火打山登山口

12:44 出発

13:53 ライチョウ平

14:31 火打山山頂

15:56 高谷池ヒュッテ

19:00 就寝

 

■1日目

9/28(木) 仕事を終えて、風呂入ったり、準備したりで、23:00に高崎を出発。

翌9/29(金)の2:00には、妙高高原インターを降りました。

笹ヶ峰まで行ってから、車中泊しようと、地図を確認。

行くまでには、連続カーブが続く、イニシャルDよろしくな峠道の雰囲気...

街灯とか絶対なさそうだし、事故る&

「なにか得体のしれないもの」会う

という可能性を少しでも排除するために、麓の「苗名の滝」駐車場で仮眠を取りました。

長時間の運転による疲労+眠かったので、ダウン羽織って、

足にフリース巻き付けたら、すぐに寝てしまいました。

※妙高高原インター降りてからは、コンビニの存在を確認できませんでした。

 自販機はありましたが、食料、水分は、事前に買い込んだ方が良いと思います。

5:30に起床。朝食食べて、外を見ると、モルゲンロートが。

方向的に、池ノ峰でしょうか?

道中、水を買うために、車から出て、自販機に向かおうとすると、結構寒い....

車の示す外気温は、2℃。寒いわけだ。冬かよ。

標高1200m付近でこの寒さなので、標高2000mは、0℃確実。

少し不安だったので、パッキングした荷物に、フリースベストを追加しました。

峠道を進んで、6:30に笹ヶ峰-火打山登山口に到着。

マジな峠道だったので、明るくなってから行って正解でした。

平日だというのにも関わらず、駐車場は結構埋まっていました。

※この駐車場の左斜め先に、もう一つ大きめの駐車場がありました。そちらは空いていました。

 それとトイレがありました。

ナンバーを拝見すると、滋賀、品川、土浦.....結構遠方から来ているようです。

トイレ、着替え、荷物の最終確認、

登山届を出して、7:00に、本日のSummit Pushスタートです。

登山道は、上の写真のように、木道が整備されていました。

傾斜も緩やかで、とても歩きやすいです。最初の方は。

はっきり言って、尾瀬の木道より数段歩きやすいと感じました。

ただ、木道の無い道は、非常にぬかるんでいて、

あっという間にズボンの裾が汚れます...ゲイターを持って来ればよかった...

08:05 黒沢橋到着。ここまでは、テント泊装備を背負っていても体力的に大丈夫でした。

橋を越えて右手側に行くと、水を汲めるポイントがあるので、

水補給タイム+休憩。ハイドレーションと調理用の水を調達します。

水は、よく冷えていて、とてもおいしかったです。いろはす、って出されても気付かないレベル。

この辺の紅葉は、4割程度、な印象でした。

黒沢橋を越えると、等高線間隔は一気に詰まります。急登の始まりです。

十二曲りに差し掛かります。

秋名のダウンヒルでも5連続ヘアピンだってのに、その2倍以上かよ...と文句が出ます。

ちなみに、黒沢橋から富士見平までの通常コースタイムは、1時間40分とありますが、

自分は、2時間20分かかってしまいました。4割増です。

テント泊装備を背負っての急登は、全然足が進まない&止まる時間が倍くらい増えます。

妙高まで来た言うのに、地元丹沢の、それもキツイと有名な、

塔ノ岳 大倉尾根を彷彿とさせる登りが続きます。

忍耐力が試されます。犀の角のようにただ独り歩みます。

標高を上げていくと、少しずつ展望が開けてきます。

振り向くと、遠くの山々が見えます...

あの方向は....???? もしや....

北アルプス方面の山々が見えます。

白馬岳、唐松岳、五竜岳方面かな?

ちょっと景色が見えて、元気が戻ってきます。

前回の巻機山で覚えた、オオカメノキ。

実はすっかり熟したのか、鳥が食べたのか、なくなっていました。

どうにかこうにかして、十二曲り突破です。

まだ、急登は続くのですが。

展望が開けてきました。鹿島槍ヶ岳も見え始めます。

左側奥まった方角、雲の下からその存在を誇示するかのように、槍ヶ岳が姿を現します。

テンション上がりますね。まだ踏みも未ず、北アルプス。

登ってみたい山域です。

登山道のど真ん中に、大きなカタツムリが。アグレッシブだな。

急登をしばらく進むと、等高線の間隔が広くなり、登りが緩やかになってきます。

ただ、ゴツゴツした岩が転がってる+先の登りで体力は削りに削られているので、

全くペースは上がりません。

ここでも木道の階段があります。

が、無い所は、岩とぬかるみの合わせ技みたいな道で、とても歩きにくかったです。

スローペースということもあり、ここいらまでで15人ほどに道を譲りました。

木々の間にピークが。

妙高山!!?と思って、地図を見たら、その手前の三田原山らしい。

標高を上げても、山肌は、完全な紅葉という訳でもなく、

緑と赤の混ざった、ぼんやりとした感じでした。ぼんやり山のぼんたろうSTYLE。

10:25 富士見平到着。

富士山が見えるのかな? と探す気力はありませんでした。

ザックを仰々しく降ろして、ちょっと休憩。

ぼんやりとした山の色とは対照的に、パッキリと澄んだ青色の空が見えました。

殊更に、青空の広がる日の登山は気持ちが良いです。

「重い」の詰まったザックを背負っての登りは、本当にしんどい。

しかし、晴れた空の下、心の洗濯、入れる一服。

もっといい景色を見たい、その「想い」で進みます。

相も変わらず、地面はぬかるんでいます。

足を取られないように、進みます。

右側に黒沢岳。

青空と、山色のコントラストがとても綺麗です。

ここら辺から、写真を撮るため、歩が止まる頻度が増えていきます。

青空、黄金の秋を迎え始めた山。

最高だ!!! と思っていたら、さらに最高の風景は用意されいているのです。

そう、ついにその姿を現した、火打山。

確かに、久弥パイセンが言うように、平野からは易々と見えませんね。

こんなに登って、やっと見えるのだから。

巻機山のような穏やかで優しい山容とは異なる、

しかしながら、谷川のような荒々しいとも非なる、

火打には火打の個性を持っていて、広い山腹の中央に堂々と鎮座しています。

左奥には、焼山が見えます。わかりやすい火山の形をしています。

山頂付近では、煙が出続けていました。気象庁が監視し続けるのも納得です。

ずっとずっと眺めていたい風景。

それは、確実に、今、自分の目の前に。

紅葉は、まだ6割といったところでしょうか?

しかし、黄金の秋の一端が垣間見えるだけでも、ここまで来た甲斐があるというものです。

右側に、高谷池ヒュッテが見えました。

.....まだ結構あるな....意外と冷静にそう思いました。

カッコつけた単語を並び立ていますが、

肩にザックのハーネスがめり込んで、体力は擦り減り、疲弊しきっています。

緩やかな弧を描くように木道を進みます。

そして、左側には北アルプスが見えました。

巨大な山塊。北アルプスを望めます。最高かよ。

火打山は、最高の北アルプス展望台ではないだろうか

そう、自信をもって言える景色でした。

景色を見ながら、木道をノロノロ進んで、

11:30 高谷池ヒュッテに到着。

やっと、やっと、重いザックを置ける...!!!

早く、ご飯が食べたい、その気持ちで一杯でした。

ヒュッテは、改修工事をしているようでした。

ひとまず、荷物を置いて、トイレ。

仮設トイレに謙信のゆるキャラ?

トイレを済ませて、テント場の受付をします。

一泊410円ナリ。安い。山小屋の人も、丁寧な対応でした。

テント場には、既に5張りほど設営されていました。

写真手前側は、工事用の資材を運ぶヘリの通り道になるそうなので、

奥側に、設営します。

サクッと設営。

寝袋と、寝間着のダウン(ユニクロ製)を取り出して、ロフトを回復させておきます。

テント場から、高谷池湿原を挟んで、草紅葉が綺麗です。

テントを張ったら、昼食。

巻機山に引き続き、カレーメシです。

今回も、エクストリームな状況で頂きます。

昼休憩後は、必要最低限の荷物をトレランザックに入れて、山頂を目指します。

トレラン用ザックは、アタックザックにも適しているかもと考えています。

パッカブルザックに比べ、少々嵩張りますが、

ハイドレーションも入るし、背負った時のホールド性も良くて、動きやすいです。

という訳で、12:44 出発。

コースタイム1時間15分とあるけど、そんなあっという間に着くのかな?

と、懐疑的になる。まぁ、結局、1時間45分程かかってしまうのですが。

自然保護の目的で、すれ違う場合も、木道を降りてはいけません、の立札。

「出資者は無理難題を仰る。」

この後、7組ほどすれ違いました。

荷物を背負って、木道を降りずにすれ違うのは、結構難しいです。

一歩一歩進むたび、良い景色を撮るために足が止まってしまいます。

しつこいですが、紅葉と青空のコントラストが文句なしです。

紅葉はこれからが本番のようだから、火打が本気出したらどうなってしまうというのか?

オレンジに色付く木々。ナナカマドかな?

燃えるような赤色とはいきませんでしたが、それでも、綺麗でした。

高谷池ヒュッテ側を振り向くと、左奥に妙高山が見えました。

妙高山も大分奥まったところにありますね。

この時は、明日は妙高山! と気持ちを高めていました。明日になるまでには。

どこまでも続く青空、

前を仰げば、火打山、

左を見れば、北アルプス、

振り返れば、妙高山。

最高の景色に囲まれて、火打山の頂へ進みます。

ワーテルロー並みのハードなゲームを越え、

まだ見ぬ、火打山の頂。その先を目指して。

未来は俺らの手の中。

木道を進み、天狗の庭へ差し掛かります。

そして、本日のハイライト其の壱 であります。

ここを、地上の楽園と言わずに 何と言おうか?

ここまで、進んで、登ってきた人にしか入ることが出来ない空間。

絶景は続く、どこまでも。

風が出ていて、池塘がさざ波立ち、完璧とは言えませんが、逆さ火打をゲット。

手前のススキに焦点を合わせ、火打山をぼかして一枚。

北アルプスは、常にその堂々たる姿を称えて。

手前左側に、今度は高妻山が見えてきました。

天狗の庭を越え、標高をさらに上げて後ろを振り向くと、左に上越国境の山々が見えます。

上側の写真、右側になだらかな斜面の形をした山が見えます。

一発で苗場山と判る山容でございます。

谷川岳から見る苗場とは、丁度反対方向から見ているわけですね。ちょっと感動。

そこから西側には、下の写真、草津白根山(で合ってると思う) が見えました。

火打山の進行方向、右側には、切り立った崖が。

地図で確認すると、鬼ヶ城と言うそうです。うん、確かに、鬼が住んでそうな荒々しさ。

段々と雲が出てきて、少し暗くなり始めました。

13:53 ライチョウ平通過。

周りを見渡しても、ライチョウが現れそうにもなかったので、サクッと通過します。

どんどん登っていくと、日本海も見ることが出来ました。

左上にぼんやりと、佐渡島も捉えました。

自分が歩いてきた道を振り返る、稜線。

最後の階段を登り切れば、山頂はもうすぐです。

14:31 火打山登頂。ついに、その頂に立つこと相なりました。

ええ、疲れました。

ですが、達成感もひとしおです。

疲れているけど、余裕だよとアピールする構え。

昼過ぎの、遅めの登頂だったので、山頂には自分1人だけでした。

1人で色々ふざけます。

せーのっ...!!!

AIR JORDAN!!!

数多ある登山BLOGにおいて、山頂でジャンプしている写真は数あれど、

JUMPMANやっている方は居ないんじゃないかと思います。

居たら、教えて下さい。僕は、JORDAN8が大好きです。

あとは、自分が、空中に3秒間浮けたら完璧です。

そして、本日のハイライト其の弐-山頂からの景色です。

焼山は、ずっと噴煙を上げていました。

佐渡島がぼんやり。

苗場山、草津白根山。

苗場の左奥にあるのは、谷川岳かな??????

そして、北アルプス。

どの方向を見ても、素晴らしい景色が目に入ってきます。

夕暮れには、まだありますが、雲が出てきて、少し薄暗くなってきました。

快晴に照らされた山を見るのも最高ですが、

夕日のさして山の端いと近うなりたるのも趣があっていいものです。

清少納言は良いことを言う。

そうそう、山頂には、不動明王が祀られていました。

武尊山よろしくな修行の道だったのでしょうか?

知り合いの住職に聞いてみようと思います。

山頂も捉えたし、写真も撮ったので、

踵を返して、粛々と下山。テントのある高谷池ヒュッテへ戻ります。

最高の景色をありがとう。火打山。

明日は妙高山、登るぞ! 意識高らかに思っていました。

雨が降るまでは。

15:56 テント場到着。

無事に来れたこと、無事に戻って来れたことに感謝の念をもって、

ビールを頂きます。

ピール1本500円ナリ。シエラネバダだって500円。まぁ普通ですね。

それと一緒に、バッチを買おうと思いましたが....

※現在(2016.09.30)、高谷池ヒュッテにおいて、

 火打山と妙高山のバッチは在庫なしだそうです。

 但し、後述のお土産屋さんで買えるので大丈夫です。

晩御飯は、カレーメシ。昼はシーフード、晩はトマトカレーにしました。

ちなみに、カレーにビールの組み合わせはグッドコンビネーション

ひとしきり食べたら、明日のためにお湯を沸かしておきます。

使用するは、大定番、最強と呼び声高い「山専ボトル」 。

起きてから素早くご飯を食べれるようにしておきます。

テントから、外を望む。

段々と、雲が立ち込めてきました。

テント場で隣になった方と話しまして、明日は天候が崩れる予報らしい...

夕方になって、大分冷えてきました。

テントに入って、眠くなるまで読書。

ここまで来たら、人間の力ではどうにもならないので、明日の天候を見て判断するとに。

晴れ、曇りなら、妙高山へ。

迅速な判断&登山のために、明日は、早朝4時出発の予定を立てます。

そうそう、何となしに、スマホの機内モードから、回線が繋がるか試したところ、

ヒュッテの軒下周辺において繋がりました(au, HTC J Butterfly使用)。

キャリア、スマホメーカーで差があるため、一概に言えませんが、

一つの参考ということで、お伝えしておきます(上から目線)。

寝袋に入ると、少し足が寒かったので、急遽追加したフリースベストを足に敷きました。

がっつり歩いたせいもあり、19:00には熟睡していました。

※ロンT、ユニクロのウルトラライトダウン、頭に手ぬぐい巻いて、

NANGA UDD380DXに包まったら、寒さは全く気になりませんでした。

 氷点下を下回らない、0℃付近ではこの装備で問題ないと考えられます。

■2日目

3:20に起床。ちょっと寝坊した、と焦りましたが、

聞こえて来たのは、パラパラとテントを打ち付ける雨音。

手を外に出してみると、いい感じに降ってやがります。

地図を出して、妙高山までのルートを確認。

山頂付近は、等高線が詰まり、急登のようです。

雨の中、テント泊装備で、急登...

自分の登山レベルでは、登れないと判断。

はい。妙高山には登らず、下山しましょう。下山に限ります。

残念ですが、雨が降ったなら仕方がありません。

振り返ってみ見ると、自分でいうのもナンですが、この判断はスパっと決めれたと思います。

という貴重な???愚かな体験をしたからではないかと考えています。

命>>>>>>>>>>>>>>>予定。

安全は何よりも優先されます。

下山すると決まれば、早出せずに、6時頃の下山開始を決定。

とりあえず、スマホの回線を繋げて、実家の家族と、練乳登山部に「下山予定」と報告。

時間があるので、ゆっくり朝食です。

カップラーメン、オニオンスープ、しょうが湯を飲みます。

雨の中、早朝のテント場は、とても寒かったので、体を温めます。

朝食食べて、荷物の整理を済ませたら、テントの撤収作業です。

本当に濡れたテントの撤収は、心が折れそうになります。

撤収を済ませて、6:30下山開始。

粛々と、粛々と下山します。妙高山方向は、濃霧に覆われて全く見えません。

ここからは、下山までスマホのカメラで撮影(デジカメが防水使用でないため)。

十二曲りに差し掛かったところで、スマホの回線が繋がるか実験。

ここでも、回線が繋がりました。意外と繋がるという事実。

雨が降ってしまったので、登りよりもさらにぬかるんだ道を歩くことになりました。

すってんころりんだけはしない様に、少し立ち止まる休憩を多めにして、慎重に歩きます。

それでも、登山靴は言うまでもなく、レインウエアのズボンまでも泥んこになってしまいました。

帰ったら、洗わないと...

下って下って、下山開始から3時間33分、

10:03 笹ヶ峰登山口到着。下山完了です。

いやぁ、疲れましたが、無事に帰って来れて本当に良かったです。多謝、多謝。

あぁ、早くコーラが飲みたい、温泉に入りたい、その気持ちで一杯でしたが、

下山届(※)と、着替えをして、テントと寝袋を取り出し、水気を切って車の中に広げます。

※笹ヶ峰の登山口では、登山届と下山届の用紙が別々になっていました。

 下山届には、自分の歩いたルートと登山道の状況を書く欄がありました。

 下山届も忘れずに提出しましょう(上から目線)。

車で下っている途中、雲海が見れました。

赤石岳方面???

温泉へ向かう途中、我慢できず、自販機でコーラを買う図。

これまで何回も、何リットルも飲んでますが、

下山直後のコーラは、幾千の言葉でも表現できない至福の刻。

飲んだら、「The Chronic.......」と言うのを忘れずに。

コーラを飲んだら、温泉へ........

と、ここで注意点です。

始めに、上の写真、黒姫温泉に向かいました。

が、ここ黒姫温泉、「日帰り入浴は出来ません。」。

繰り返します。「日帰り入浴は出来ません。」。

宿泊の場合なら温泉に入れます。

事前サーチをしなかった事を反省。

とりあえず、旅館の方に日帰り利用できる温泉を尋ねたところ、

近くに「苗名の湯」を紹介されました。

踵を返して、そこへ向かいます。

向かう途中、お土産屋さんに立ち寄る。

みすず飴と小布施の栗羊羹を購入。妙高っぽいお土産は少なかったです。

あと、クラフトビールは、「善光寺ビール」が置いてありました。

お土産屋さんから出ると、なんだか、晴れてきました。

燧ケ岳でも、同じ経験したなぁ.......

車を走らせ、元来た道を戻り、苗名の湯に到着。

大人一人 450円ナリ。安い。

お客さんは他におらず、貸し切り状態でした。

ロッカーも選び放題。

そうとなれば、しっかり「23」に入れます。

靴好き、バスケ好きであれば、「23」は、数学的意味よりも更に意味を持つ数字です

湯船に浸かる前に、登山の汗を洗い流します。

温泉は室内一つでしが、熱すぎずぬる過ぎず、ちょうどいい湯加減でした。

風呂からあがったら、コーヒー牛乳。

これが無ければ、温泉に入る意味は無くなってしまいます。

温泉から出て、お昼とお土産を買うために、妙高高原駅に向かいました。

お腹が空いていたので、まずは昼食。

駅周辺を見渡してみましたが、観光客向けのご当地グルメ的なお店は皆無でした。

なので、作戦を変更し、地元の方が集まる、どローカルなお店へ突っ込む事に。

向かったのは、駅のちょうど真向いにある、やおとく食堂。

お店に入ると案の定、地元のご家族、工事現場の人たちで賑わう空間でした。

登山ウエアの観光客には、超アウェーでしたが、気にしてないふりを貫きます。

メニュー。うーん、とってもリーズナブル。

生姜焼き定食を注文しました。

生姜焼き定食。700円でこのボリュームである。

味は、絶品....とまではいきませんが、普通においしかったです。

700円で、このおいしさ&ボリュームならば、大満足です。

お店を出て、一枚。

晴れてはいますが、妙高山には、厚い雲が圧し掛かっていました。

カマキリが道を歩いていました。

体の色がすっかり秋色。

カマキリはカッコいい。本当にカッコいい。でも戦いたくはないなぁ

帰る前に、駅前のお土産屋さんに行きました。

結論として、下山後、ココのお土産屋さんに行っておけば 、マチガイナイと思います。

会社へのお土産と、「妙高高原ビール」を購入。

登山バッチも売っていました。火打山のバッチを購入。

妙高山バッチもありましたが、登ってないので、購入せず。

次回に楽しみは取っておく姿勢です。

妙高市とスイス ツェルマットは、姉妹提携を結んでいるようです。

どちらもいい山をお持ちですね。

海外の山とか、仕事していると、大きな休みを取るのって、すごく難しいと思いますが、

登山レベルを上げて、挑戦してみたいな、と思う今日この頃。

テレビ番組でイモトアヤコさんが、アイガー登頂ドキュメンタリーやってましたが、

本当にすごいと思います。大事には至らないことを祈っています。

帰りは、高速道路で休憩を挟みながら、渋滞もなく、15時過ぎには高崎に到着。

テントと寝袋を干して、登山靴洗って、洗濯して、シャワー浴びたら、ずしんと眠気が来まして、

22時にはすっかり熟睡してました。

以上、火打山 テント泊登山でした。長くなりましたが、お付き合い頂き、ありがとうございます。

初日の火打山では、天気に恵まれ、最高の景色を見ることが出来ました。

次の日、あいにくの天候で妙高山は登ることは出来ませんでしたが、

是非とも、ここは、日帰りではなく、1泊2日で行くことをお勧めします。

重い荷物を担いで、頑張って登ったその先には、

自分の力で進まなければ見ることのできない、息をのむ景色が待っています。

火打山、妙高山の堂々とした山容、幻想的な天狗の庭の空間、そして北アルプスを望める大展望....

何回も何回も何回も何回も来たとしても、絶対に楽しめる山ではないかと思います。

次は、練乳登山部本体で行ってみたいですね。

紅葉も言うに及ばず、雪の残る6~7月とかも行ってみたい。

そして、テント泊ですが、まだまだ、自分は使わないものを持ちすぎてしまって、

荷物が不必要に嵩張っていると感じました。

テント内で撤収準備をする際に、相当手間取ってしまいました。

予測される天候、場所、ルートにおいて、何が必要なのか、

考えられるリスクに対して、自分のしなければいけないことを整理して

準備しなければならないと考えます。

仕事と同じという展開...

但し、悪天候に対して、登らないという判断を比較的早く決めれたことは、良かったと思います。

これをうぬぼれるわけではないですが、今後も冷静に判断していこうと思います。

次は、妙高山も登ります!

日々日々日々、山に登れること、カレーを食べれることに感謝!!!

それでは、この一曲で〆!!!

広い世界、すべて正解。

それでは、次の山で。

また明日ヤッホーSTYLE.

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